インプラント周囲炎は、人工歯根の周囲に細菌性の炎症が及び、軟組織だけでなく歯槽骨にも骨吸収が起こる状態を指します。天然歯の歯周病と類似点がありますが、チタン表面に付着するバイオフィルムの性質や血流の乏しさなど、インプラント特有の要因が関与する点が特徴です。
痛みが少ないまま進行する例もあるため、軽度の出血や腫れでも早期相談が推奨されます。
プラーク停滞は主要因ですが、以下の全身・局所要因が発症率を高めると報告されています。
初期から中等度までの症例では、エアアブレーションやプラスチックチップ付き超音波スケーラーを用いたデブライドメントが実施されます。状況に応じて抗菌薬含有ジェルや光力学療法を併用し、細菌負荷を抑制します。
骨吸収が顕著な場合、フラップ手術で可視化した上でチタンブラシによる表面清掃やエルビウムヤグレーザー処置を行い、骨補填材と吸収性メンブレンを用いた再生療法へ移行するケースがあります。術後は定期的な再評価と可及的なプラークコントロールが不可欠です。
セルフケアのみでは完全にバイオフィルムを除去できないため、3〜6か月ごとの専門的メインテナンスが推奨されています。プロフェッショナルケアでは、ポケット内の徹底清掃に加え、咬合調整や生活習慣指導を行い再発リスクを下げます。
インプラント周囲炎は自覚症状が乏しいまま進行し、放置するとインプラント喪失に至る可能性があります。出血や腫れなど初期サインを見逃さず、適切な検査と治療を受けることが大切です。日々のセルフケアに加え、歯科医院での定期メインテナンスを継続して、炎症の発症・再発を抑えましょう。
水天宮前周辺にあるクリニック17院※の中から「技術の高い先生に診てもらいたい」「土日や祝日に通いたい」「できるだけ早く見た目を改善したい」といった要望別におすすめのクリニックを調査しました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
※2024年11月20日編集チーム調べ(「水天宮前 インプラント」と検索し上位67院を調査)
インプラント専門医※1
が執刀する
都内歯科医約2万人の内わずか約2%※2の他歯科医からも推薦されるインプラント専門医※1が治療。骨移植など難しい外科症例にも対応。
所在地 | 東京都中央区日本橋蛎殻町2-14-5 KDX 浜町中ノ橋ビル3F |
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アクセス | 水天宮前駅から徒歩2分 |
診療時間 | 10:00~13:00/14:30~18:30(第1土曜10:00~13:00/14:30~17:30) |
休診日 | 第2・3・4・5土曜、日曜、祝祭日 |
電話番号:03-3666-1818
土日・祝日も年中無休で診療しているため、忙しい方でも通いやすい。平日は仕事で忙しくても無理なくインプラント治療を受けられる。
所在地 | 東京都中央区日本橋人形町1-19-5 M’sクロス8F |
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アクセス | 浅草線「人形町駅」徒歩30秒 |
診療時間 | 9:30~13:30/14:30~19:00 |
休診日 | 年中無休(年末年始などを除く) |
電話番号:03-6667-0964
手術したその日に仮歯が入る「即時荷重」のプランを用意。通常、2回目の治療で入れる人工歯を1回目の治療で装着し見た目が改善。
所在地 | 東京都中央区日本橋2-1-21 第二東洋ビル4F |
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アクセス | 地下鉄「日本橋駅」A7出口すぐ(徒歩30秒) |
診療時間 | 月火水・金/10:00~18:00(土曜10:00~17:00) |
休診日 | 木・日・祝日 |
電話番号:03-6262-7996
※1正式名称:日本口腔インプラント学会認定「口腔インプラント専門医」
※2参照元:日本口腔インプラント学会(https://www.shika-implant.org/certification/list/search/?search_order=col2&sort_order=asc&col5=東京)
※2参照元:【PDF】東京都保健医療局(2024年11月時点)(https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/hokeniryo/hyoushi-gaiyou)
※2 計算方法:
日本口腔インプラント学会専門医286名÷都内歯科医は16,890人×100=1.7%=約2%